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蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第9回

2024年09月12日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第9回

今日の第9回は株式会社平川製作所の 柳沢 重幸氏にお願いしました。
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平川製作所のメインの業務は " パイプの曲げ加工" で建設機械・トラックの配管部品、医療機器部品、厨房機器部品、スチール家具部品、手摺・ゲート等パイプを曲げて作られているモノを作っているそうです。
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ただ工場でモノを作るだけの従業員ではなく、自分の仕事の結果がどのように会社に影響を与えているかを、年2回会社の財務状況の勉強会を実施することによって理解してもらうとお話しされたのが私としては印象的でした。
また、最後の質問コーナーでわかったのですが、飛び込み営業は全くしておらず、ホームページ(1998年ころ開設)からの問い合わせから半分くらいの仕事を得ているそうです。
また、仕事が減った時には専門学校卒業後に入社した会社(建設関連)の方々やその他人づてで様々な業界から仕事をいただけているそうです。

自社の仕事内容であるパイプの曲げ加工に関しての基礎を教えていただけました。
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11項目を箇条書きしたスライドでしたが、その一つ一つの解説で設計者に対しての要求事項(できること・できないこと等)に関して今後の講義にも生かしていけるような " なるほど " と思わされることが多く、学生より私の方が勉強になったような気がしました。

元々平川製作所は地域との繋がりを重視しており、大田区の小学生の工場見学、中学生の職場体験の受け入れ、小学校への出張授業、ものづくりワークショップの開催など多様な地域貢献の活動もされているようです。
また、柳沢氏は(一社)大田工場協会の会長に就任しており、この件に関してはコロナ禍で実施した " 大田ものづくり学2020 " 、全日本製造業コマ大戦でもお世話になっている大井行政書士事務所の大井公美子事務局長にお話ししていただきました。
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大森工場協会が " 一番大切にしていること " は
・地域と共に
・こどもたちのために
だそうです。
当然、話だけではなく、「実際のものづくり・町工場を見せる」ことを行い、視覚的に知ってもらうだけでなく、町工場側から近隣住民へ想いを表現し、ものづくりのワクワクを感じてもらいたいそうです。
実際の活動に関しては
おおたコマプロジェクト
下町ボブスレーネットワークプロジェクト
I-OTA合同会社
メタル三味線プロジェクト
を挙げて説明していただけました。
また我々も参加予定11/30の " おおたオープンファクトリー2024 " ではグランデュオ蒲田3階連絡通路
で " 第7回まちこうばがやってくる " を開催するそうです。

最後のパートでは、柳沢氏の学生時代(日本工学院八王子専門学校CAD設計製図科1期生)の友人たちとのアブナイ話しから、就職した企業での " 自分でできることを精一杯やる " ことの重要さを知ったこと、平川製作所に入社してからの仕事内容など、ご自身の話を熱くかたっていただきました。
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また最後に柳沢氏が学生に伝えたかったこととして
・人との出会いを大切にする
・自分の夢を語り合える仲間を作る
・人の話をよく聞く
・手を抜かずしっかりやる
・できない理由を考えるより「どうすればできるか?」を考える
等々、しっかり聞いて欲しいことを熱くお話ししていただけました。

今回の講演は、「人を大事にする」「 手を抜かずにしっかり仕事をする」と言う事が柳沢氏の " キーワード " というのがよくわかる講演でした。
ありがとうございました。

(oka)

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