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蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第8回

2024年07月11日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第8回

今日の第8回は株式会社TOKOSHIEの Product Manager の滝口圭太氏にお願いしました。
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前回の第7回では創業支援施設の六郷ベースのコミュニティマネージャー 長坂章弘氏およびそこを利用されている、株式会社TOKOSHIEの渡辺代表取締役社長の渡辺氏の " 創業 " に関するお話でしたが、今回は株式会社TOKOSHIEの製品である " ベルトコンベア型3Dプリンタ Leee " の苦難の製品開発のお話をしていただけました。

元々、滝口氏は " ベルトコンベア型3Dプリンタ " が " 欲しい " と言う事で、クラウドファウンディングで購入したユーザだそうで、自分で使う+そこから業務で使える精度の出せる機械とするために開発に参加したそうです。
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ベルトの開発の話しでは、アイディア出しで2つの案を出し、それのメリット・デメリットの比較検討を行い、それを「まずは在るものを探す」という " 技術調査 " して実現の方向性を探ると言う事をされたそうです。
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これは、" 全く新しいものを作る " ということは研究開発や設備投資で物凄く高額な資金が必要になるという、" 技術調査 " をするということが当たり前の考え方であることを教えていただけました。
学生達は卒業製作等の参考にしてほしい、と思いました。
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滝口氏は「神さまとの対峙」と表現されていましたが、ベルトに " 要求する条件 "" 物理現象 " が相反することが多く、これを一つ一つ解決していった話を「ラップバトル」と表現されていました。
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金属ベルトを採用することを決定した後、相談した金属ベルトの商社にこの無理難題な材料があるかを尋ねたところ、" たまたま倉庫のスミにあった " 材料が当てはまるという物凄い偶然もあったそうです。
まさに某教員の言い放った「まんま " Project X "」と言葉で言い表せていると思いました。

そんなこんなで、" 業務で使える精度の出せる機械 " という当初の開発目的に近い機械を開発できたそうです。
このように、試作品(1ケ)を作るのではなく " 製品 " を作る難しさのお話も大変面白かったですね。
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最後に「大変だけれど頑張った先に得られることは " ものづくりの楽しさ " 」というお話は、今までの講演者と同様に、「自ら積極的に好きなこと・新しいことにチャレンジしていく」と言う事が滝口氏の " キーワード " というのがよくわかる講演でした。
ありがとうございました。

(oka)

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