蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2022」第5回
2022年07月14日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2022」第5回
今日の第5回は初登壇の " 株式会社極東精機製作所 鈴木 亮介 氏 " にお願いしました。
演題は「アイディアを形に」
前半は会社のお話。会社は創業70年以上で鈴木氏が3代目社長(32歳、若い)。元々は旋盤を中心とした金属加工を専門にしていて、特に3軸のクランクシャフトは他の会社ではできない " モノ " だそうです。
11年前の入社当初は " ここは昭和か? " というくらい旧態依然の工場で、さらに " いいモノ " を作っていても赤字なので、これは " どうにかしないといけない " ということで【改革】をされたそうです。
会社内でのルール作り、補助金を利用して最新設備導入、工場のリフォーム・ユニフォームを一新して " かっこいい町工場 " にする【工場改革】だけでなく、取引相手との様々なやりとりなど「50年前と変わらないビジネスモデル」をも【改革】されてきたそうです。
その中で " ハードウェアベンチャー " と手を組んで新しい市場を自らの手で作り上げていくという考えが生まれ、そこに活路を見出す方向で最近は活動されているそうです。
ということで後半は「ベンチャーフレンドリープロジェクト」のお話でした。
新しいプロダクトを世に生み出そうとする人々 = ハードウェアベンチャー のモノづくりを支援し「日本一ベンチャーフレンドリーな街」「革新的なプロダクトの聖地」として大田をリブランディングするという目的のもと「ベンチャーフレンドリープロジェクト」という活動をスタートされたそうです。
ハードウエアベンチャーの方々に対して「どの企業に相談すればいいか?」を判断するための情報が圧倒的に不足しているという認識のもと、それを解決するためには " 可視化 " することが重要で、そのための " ロゴ " も作成中だそうです。この " ロゴ " をどのような形でも良いので掲げることにより " 可視化 " できるのではないか?と思っているそうです。
また、" モノづくり通が集う居酒屋ような " 誰でも入ってこれるような空間(web上も含む)を作り、そこで " ハードウェアベンチャー " の方々と実際に【新たなるプロダクト】を生み出せるようにしたいという野望を持っているそうです。
実際の活動としては株式会社グーテンベルク・有限会社安久工機と連携し超高速の3Dプリンター【G-ZERO】開発を行っています。
2021年6月に代表の方と初めて会い、7月には開発スタート、10月には初号機が完成。この段階で販売用には遠いものの圧倒的な性能を有していたそうです。そして2022年3月には量産前試作機が完成し、2022年6月より製品の出荷が始まったそうです。
この話を伺い思ったのが「製品開発力も凄いのですが、そのスピードが恐ろしく速い」ことでした。今までの日本企業では考えられないですね。
「アイディアをカタチに!」を実現させるためには「アイディアを出す人」、「それを具体化する設計する人」、「設計されたものを製造する人」、「前記の人たちをコーディネートする人」が必要なのだなぁと思いました。諸外国に製品開発で対抗するには「勢いとスピード感が重要」ということを教えていただいたご講演でした。ありがとうございました。
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