特別講義「大田ものづくり学2021」第5回
2022年01月31日 特別講義「大田ものづくり学2021」第5回
コロナ渦の中、縮小しながら実施してきた「大田ものづくり学2021」も今年度最後の5回目を無事に終えました。
最終回の今日は今年度初めての女性、有限会社岸本工業 取締役 須藤 祐子氏に「課題解決型ものづくり」という講演テーマでお願いしました。
岸本工業さんは「FULL FLAT加工」という樹脂の高精度加工を柱に樹脂を利用した様々な事業を展開している会社です。
講演スタートとして加工事例の紹介をしていただきましたが、今日の講演テーマ通りクライアントの悩みを解消し希望を叶えていくような事例ばかりで驚きました。
大量生産ではなくすべてが一品物で、ときには設計図面もない状態からクライアントの意向をくみ取り設計図に落とし込んでいくという作業は真似できないと思いながら聞いていました。相当な想像力と創造力がないと達成できないですね。
講演後半は“モノづくりと女性の働き方”について、ご自身の体験から分析した「製造業における女性の役割の変化」を説明してもらいました。当科にも女子学生がいるので、女子学生からの質問にも丁寧なアドバイスをいただきありがとうございました。
また講演終了後には見事な“アクリル製品”を多数見せていただきありがとうございました。マシニングによる3次元加工には学生も驚いていましたね。相当な精度がなければあれだけの自由曲面がガタつくことなくピッタリ組み合うなんて考えられないわけですから。勉強になりました。
貴重な講演、ありがとうございました。
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