大田ものづくり学 番外編（工場見学）
2017年03月01日 大田ものづくり学 番外編（工場見学）
ソルトバスによる焼入れ・焼き戻し、最新のIoTを取り入れた真空炉など興味深い技術を沢山見せていただきました。
合金元素や含有量によってあそこまで細かく秒単位で処理時間を変えているとは驚きです。改めて熱処理の奥深さを思い知らされた感じがしました。
まさに金属のプロ集団というイメージ！合金元素によって溶け込んでしまわない温度を見極めないとならない訳ですからね。
硬さは同じでも最終的な金属組織の違いで思い通りの性質が得られないことなど素人には難しい話です。最終的にマルテンサイトにすればいいってことでもないし・・・すごい仕事だと思いました。
熱処理後の硬さ試験についてもいろいろ教えていただきました。ロックウェル、ブリネル、ビッカース、ショアなどの長所や短所、使い分けなど大変勉強になりました。学生も図面で熱処理や硬さを指示することは簡単でも、実際の作業がここまで大変だとは思っていなかったようです。今回の経験を踏まえ、仕事では慎重に考えてから熱処理の判断をして欲しいです。
貴重な体験をありがとうございました。 (masa)
追伸 今回の見学、一番楽しんだのは masa先生でした。（oka）
追伸 今回の見学、一番楽しんだのは masa先生でした。（oka）
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