卒業製作@八-15 ボディ
2015年02月06日 卒業製作@八-15 ボディ
八王子チーム 設計演習/卒業製作の授業です。
校内荷物運搬車 DAIHACHI荷Z(仮)設計製作中
卒展まで1週間となりました

今日はボディの話題です。
ボディは「FRP」という工法で作ります。
FRPは「繊維強化樹脂」の事で主にポリエステル樹脂をガラス繊維で補強した物を言います。
時間をさかのぼりながら説明します。

つや消しブラック塗装し装着した状態です。
シート下左右の「エンジンカウル」とメーターパネルのついた内装面「インパネ」です。
この他にフロントの意匠「フロントフェアリング」が付きますがそちらは現在プロダクトデザイン科で仕上げ作業中です
こちらは塗装前に取りつけ穴を開けたり、要らない部分をカットしたりと言ったすり合わせ作業をしている所です。
製品や型の設計をしっかり作り込むとスンナリ行くのですが、今回はその時間が無く最後は手
仕上げでした。
我がクラスの誇るモデラー2名が大活躍です


部品を型から抜いた所です。
茶色の塊がケミカルウッド材などで製作した型です。
これに樹脂とガラス繊維を貼りつけて硬化してから型から外すとこの様に反転形状の薄皮状の部品が出来上がる訳です。
FRP工法はこの様に型から抜けさえすれば自由な形に作る事が出来ます。
但し手作業の手間がかかる為、量産品には向きません。
その為乗用車の外装では金属のプレス部品を使用したり、バイクの外装では射出成型したプラスチック材を使用したりします。
その場合は大量生産する事で単価を低く出来ますが、型その物の値段が非常に高価な為、今回の様な試作品や少量生産品には向きません。
この様に適した工法を選択する事も設計者に求められる技術の一つです。
では型はどうやって作ったか。

本校メーカーズラボに設置された「CNC5軸ルーター」と言う大型の切削機械を用いて切削加工します。
数時間〜十数時間と、結構な時間がかかりますが、人がやる訳ではないので「手間」はかかりません。
しかも人が削るよりも正確に削る事が出来ます。


型の材料の「ケミカルウッド」の厚板を貼り合わせて更に厚い塊にして、それを削ります。
貼り合わせるのりには樹脂に石灰の粉を混ぜた特製接着剤を使用します。
くっつきさえすれば何でも良いです
ケミカルウッドはこの様な用途の為の材料で、硬さや耐熱性などにより様々なタイプがあります。

これは「CAM」画面です。
CAMは形状から加工工具(刃物)を動かす経路(「加工パス」と言います)を計算する専用ソフトです。
但し全自動という訳にはいかず、条件を与えたり、経路をチェックしたりと言った事が必要ですので、オペレーターが操作しています。
CAMとは本来「コンピューター支援製造」の事で、この一連のコンピューター制御加工全てを指す言葉ですが、狭義の「CAMソフト」とはこのソフトの事を言います。
このソフトもまた底なしの奥の深い世界が広がっています。
オペレーターはCAM担当M君です。
先生より先にCAMソフト「MasterCAM」を習得した強者です(笑)

と、この様な感じにボディを製作しました
来週はいよいよ最終組立です。
なんだか実習場が凄い事になってます・・・
完成したらもちろん大掃除ですよ!
(奥に見えるグレーの機械がCNC5軸ルーターです。)
校内荷物運搬車 DAIHACHI荷Z(仮)設計製作中
卒展まで1週間となりました


今日はボディの話題です。
ボディは「FRP」という工法で作ります。
FRPは「繊維強化樹脂」の事で主にポリエステル樹脂をガラス繊維で補強した物を言います。
時間をさかのぼりながら説明します。

つや消しブラック塗装し装着した状態です。
シート下左右の「エンジンカウル」とメーターパネルのついた内装面「インパネ」です。
この他にフロントの意匠「フロントフェアリング」が付きますがそちらは現在プロダクトデザイン科で仕上げ作業中です


製品や型の設計をしっかり作り込むとスンナリ行くのですが、今回はその時間が無く最後は手
仕上げでした。我がクラスの誇るモデラー2名が大活躍です



茶色の塊がケミカルウッド材などで製作した型です。
これに樹脂とガラス繊維を貼りつけて硬化してから型から外すとこの様に反転形状の薄皮状の部品が出来上がる訳です。
FRP工法はこの様に型から抜けさえすれば自由な形に作る事が出来ます。
但し手作業の手間がかかる為、量産品には向きません。
その為乗用車の外装では金属のプレス部品を使用したり、バイクの外装では射出成型したプラスチック材を使用したりします。
その場合は大量生産する事で単価を低く出来ますが、型その物の値段が非常に高価な為、今回の様な試作品や少量生産品には向きません。
この様に適した工法を選択する事も設計者に求められる技術の一つです。
では型はどうやって作ったか。


本校メーカーズラボに設置された「CNC5軸ルーター」と言う大型の切削機械を用いて切削加工します。
数時間〜十数時間と、結構な時間がかかりますが、人がやる訳ではないので「手間」はかかりません。
しかも人が削るよりも正確に削る事が出来ます。


型の材料の「ケミカルウッド」の厚板を貼り合わせて更に厚い塊にして、それを削ります。
貼り合わせるのりには樹脂に石灰の粉を混ぜた特製接着剤を使用します。
くっつきさえすれば何でも良いです

ケミカルウッドはこの様な用途の為の材料で、硬さや耐熱性などにより様々なタイプがあります。

これは「CAM」画面です。
CAMは形状から加工工具(刃物)を動かす経路(「加工パス」と言います)を計算する専用ソフトです。
但し全自動という訳にはいかず、条件を与えたり、経路をチェックしたりと言った事が必要ですので、オペレーターが操作しています。
CAMとは本来「コンピューター支援製造」の事で、この一連のコンピューター制御加工全てを指す言葉ですが、狭義の「CAMソフト」とはこのソフトの事を言います。
このソフトもまた底なしの奥の深い世界が広がっています。
オペレーターはCAM担当M君です。
先生より先にCAMソフト「MasterCAM」を習得した強者です(笑)

と、この様な感じにボディを製作しました

来週はいよいよ最終組立です。
なんだか実習場が凄い事になってます・・・

完成したらもちろん大掃除ですよ!
(奥に見えるグレーの機械がCNC5軸ルーターです。)
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