機械設計科(CAD 専門学校)

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卒業製作@八-2 設計製作の作業いろいろ

2014年09月17日 卒業製作@八-2 設計製作の作業いろいろ

八王子チーム 設計演習/卒業製作の授業です。

今回はざっといろいろな作業を紹介していきます。


SN3V0305-S設計には「CATIA V5」という3D−CADソフトを使用します。
扱い方は1年生の時に授業で学ぶので、2年生になる頃には実際に設計作業に活用する事ができます。
設計が完了した後も構造や寸法の確認にちょくちょくこのソフトを活用します。

3D−CADの登場以来、設計が完了した後にはバーチャル空間上にこれから作る物と同じ物が存在している訳ですから、何かと参考に見る 機会があります。

昔は紙の図面しか無かったんですよ〜。
CADも無しに飛行機も飛ばした昔の人は偉大ですよね・・・。


SN3V0304-S設計作業=CADで絵を描く事 という訳ではありません。
他にも様々な事をしなければなりませんが、こちらは表計算ソフト「EXCEL」を使用して部品表の管理をしています。
数多くの部品を、自分たちで作る物、外注で作る物、買う物、買った物を加工する物などに分類して整理し発注したりします。

外注部品などは見積図を書いて先方と打ち合わせをしたりと言ったことも学生自ら実践しています。
ビジネスマナーも含め、社会に出たらすぐに使う技術を実践的に学びます。
設計を学ぶとはそういう事なのです。


SN3V0303-Sさて、こちらでは燃料タンクの搭載位置を決めています。
燃料タンクは既製品を買った物ですので、CADデータがありません。
ですのでCAD画面上だけでは設計が出来ないので、こうして現物を計測していきます。
必要な場合は更にそこからCADデータを作成する事もあります。

担当者の手元にある薄黄色の物体は、タンクステーの試作品です。
これで位置関係を確認します。
この様な時3Dプリンターは便利です。


SN3V0307-S製作に備えて図面の用意をしています。
図面ももちろん自分たちで製図したものです。
製図も「CATIA V5」で出来ます。





SN3V0308-Sケガキ作業をしています。
ケガキ(罫書き)とは材料を切る位置、穴を開ける位置などの印を針でつけていく事です。
この作業を正確に行わないと、それ以降どんなに頑張っても精度良く部品を仕上げる事は出来ません。
大変に重要な作業です。

このへんの作業も1年生の時に経験済みなので慣れたものです。重要性も十分理解している様子ですね。

SN3V0309-Sケガキが出来たら高速切断機を使って材料を所要の大きさに
切っていきます。
激しい音と火花が出ます。
色んな道具揃ってま〜す





IMG_4880-Sこちらは大型の道具。 旋盤(せんばん)です。
旋盤とは、つかんだ材料を回転させ、そこに刃物を当てて切削加工する機械です。
そういう訳ですので、この機械で作れる形状は基本的に「回転体」に限られます。
ですが機械の部品には実にこの回転体形状のものがたくさん使われているものなのです。

今回も旋盤で製作する部品が大量にあるのでこれからこの作業がしばらく続きます。


SN3V0306-Sこちらは電装担当。
ワイヤーハーネスは一式揃っているキットを購入しました。
バイク部品は通販サイトで中国製のものなどかなり安く販売されています。
それらを活用しています。
しかし今回の場合は独自のハイブリッドシステムがあるので、一ひねりしないといけません。

それで今頭を一ひねりしている所でしょうか。





ざっと紹介しましたが、雰囲気が伝われば幸いです。

形が見えてきたら具体的な中身の話題も紹介していきたいと思います。

お楽しみに






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