報告が遅くなりましたが、去る6月2日に本校特別講師であるレーシングカーデザイナーの由良拓也先生による講演が行われました。テーマは「３Ｄプリンターを活用した次世代ものづくりを知ろう」です。機械設計科の新しい実習室「メイカーズ　ラボ」において体験入学の参加者と在校生を対象に行われました。

かつて由良先生が製作した「小紫電」（写真の青い車両）というカスタムカーの製造工程において３Ｄプリンターをどのように活用するか、というお話を具体例を挙げて楽しく解説してくださいました。

今話題の３Ｄプリンターですが、ご存知のように３Ｄ_ＣＡＤで作成した形状データから樹脂で直接、試作品や部品を製造できる装置です。従来の金型による成型は同じ物を大量に製造するのに適していますが、３Ｄプリンターによるものづくりは多品種を少量生産するのに適していて、ものづくりに革命を起こした、とも言われています。

この「小紫電」はしばらくの間「メイカーズ　ラボ」で展示していますので、ぜひ興味がある方は体験入学に参加して実際に触れてみてください。（ﾀｶﾊｼ）