機械設計科(CAD 専門学校)

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ネジ製図の注意点 (ネジ部の線の使分け)

2008年07月23日 ネジ製図の注意点 (ネジ部の線の使分け)

ねじ2 ネジ部の線の使分けについてお話しましょう。
間違えやすいのは、ネジ部の細線と太線の使分けです。自分がどちらの部品を作図しているのかを意識していないと間違えます。つまり、雄ネジを作図しているのか、それとも雌ネジを作図しているのか、ということですね。
ネジ部の太線はネジ加工を行う前にどこまで金属があったかを考えれば良いのです。ネジの溝を切る前はどんな形状だったのでしょうか?それを太線(写真では白)で表し、ネジ加工した後の溝を細線(写真茶色)で表すイメージを持てば間違わないと思います。
写真のデータでは不完全ネジ部まで表現しています。不完全ネジ部はだんだんとネジが無くなっていくイメージで作図しますので30度の角度で表現します。ただし、一般には図示しないでよいことになっています。
ねじ山の太線と細線の間隔はねじ山の高さとできるだけ等しくするのが良い、となっていますが、省略画法の場合はネジの呼び(外径)の1/10程度で表現します。(M8の場合0.8ミリ、小ネジの場合は印刷つぶれ防止のため0.7ミリ以上あける)
六角ナットやボルトの頭部の六角形は省略画法では対角距離を呼びの2倍で作図しますが、実際にはそれよりも小さいサイズとなりますので、寸法がシビアな場合などは規格表を調べる必要があります。

設計での落とし穴としては、ネジを締めるのはスパナなどの工具を使いますので、締め付け用工具が通るかどうかの確認が必要です。図面上では組み立てられても、実際に、どうやってネジを締めるのか???という問題が起こります。
製図をする人は、ただ漫然と作図するのではなく、組み立て方法や使用方法などもイメージすできればミスを減らすことができます。  伊藤

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