機械設計科(CAD 専門学校)

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2023年10月15日 八王子キャンパス 紅華祭2023 開催しました!!

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2023年10月05日 八王子キャンパス 紅華祭の準備で大忙し!!

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2023年09月21日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2023」第9回

「大田ものづくり学2023」今日の第9回は " 株式会社上島熱処理工業所 坂田 玲璽 氏 " にお願いしました。坂田氏は通算4回目、前回は2022年1月に登壇していただいています。講演テーマは「上島熱処理工業所におけるIT実施例」です。
上島熱処理工業所は " 熱処理 " を行う工場です。熱処理のお話は冒頭でしていただけました。
20230921_坂田氏_2










金属の熱処理(焼入焼戻し)、表面改質処理(TiNコーティング等)、摩擦圧接等々の熱処理に関してわかりやすく説明していただけました。
やっぱり、学生の関心を引いた話は " 技術・技能のスペシャリスト集団 " であることでした。
20230921_坂田氏_3








現代の名工(厚生労働省)、東京マイスター(東京都)で表彰された技術者、金属熱処理技能士・金属材料試験技能士の有資格者の人数と従業員数を比べ、ほとんどの人が資格を取っていること、それだけ熱心に資格取得のサポート行っていることに学生は感心したようです。

ですが、今回はそれがメインではなく、生産管理(IT化)のお話がメインでした。
20230921_坂田氏_4








坂田氏は元々" コンピュータ・ネットワーク " が専門ではなく " 金属工学 " が専門であり、「必要に応じて社会人になってから」「好き・興味があった」ので、できることから始めたそうです。
「社内LANのインフラ整備」
入社当時は管理PCをスタンドアローンで使用 ⇒ 有線LANを自分たちで工場内に設置しデータの共有。
「生産管理システム」
一品物の納期をリアルタイムに加工実績を捉えて管理するため、これをフローチャート化して業務フローの見える化、データベース化。
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「技術継承ツール」
熟練者の暗黙知の技術や技能を後進にどのように伝えるかという技能継承を社内のイントラネット上に構築。
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これだけでも凄いのに、やりたいこと・実現したいことを考えて東京電力の営業担当者につぶやき、システム検証の協力関係を構築するなど等々次々に自社内の業務のIT化を実現していくバイタリティには驚かされました。
このような、生産管理システムを構築しているなどとは学生は思いもしていなかったようでしたが、本日の講演でIT化が非常に重要であることを気づいてくれたようです。(機械系の学生はこの辺が疎いですからねぇ)
また、現状に満足することなく " 次のミッション " と言う事でさらに4つほどやりたいことをお話ししていただけました。
特にユニクロの決済システムでも使われている " ICタグ " を利用して「加工・検査記録表」に組み込み作業実績収集の簡素化を図ることなど、身の回りで使われている技術・システムを取り入れていこうとする試みは、学生もかなり驚いているようでした。
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終盤では " IT化に関する基本的な考え方 " を披露していただけました。
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その中でも、「やりたいことがはっきりしていない状態で新しいものに投資しても100%のパフォーマンスが発揮できず無駄な投資になる。」という話にはうなずかされました。「漠然とでも良いので常に実現したいことを考え口外し、チャンスが素通りしないように心掛けなければいけなこと」「やりたいことのロジックがしっかりしていれば必ず実現できる」という言う事が大事だなぁと心底思いました。学生も気づいてくれないかなぁ。
講演の最後には、実際に工場のシステムに接続しリモートコントロールしている状況を見せていただきました。
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最後に専門外であってもIT化への熱意、さらに自分で実現へのロジックを考えることの大切さを教えていただいたご講演でした、ありがとうございました。
(oka)

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2023年09月14日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2023」第8回

「大田ものづくり学2023」今日の第8回は " 株式会社渡辺精機 渡辺 達大 氏 " にお願いしました。渡辺氏は2020年9月に登壇していただいています。その際はメインは社長の渡辺 穣様でしたが、今回は本校の卒業生でもある渡辺 達大 氏にお話ししていただきました。
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前半は " 株式会社渡辺精機 " についてのお話でした。
1951年創業で創業当初は大量生産の部品を製造しており、赤字体質から脱却できないので1990年代から " 試作品 " 製造に切り替えていったそうです。現在は " 切削加工による試作部品の製造 " を行っており、製造する試作部品の数量は基本的に1ケで多くても5ケだそうです。
まずは、試作品の基本的なものづくりのプロセスや業務フローをわかりやすく説明していただけました。
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また、説明の途中でNC旋盤の工程で「段取り」と「加工」どちらの方が時間がかかるか?と学生へ質問がありました。ほとんどの学生が「段取り」の方で手を挙げたので、" 私 " が一番安堵した瞬間でした。当然、" 設計 " さえ終われば " 自動的に部品製造ができる " と思われるのが嫌で、特に2年生には私の授業でも「段取り9割、加工1割」と散々話をしています。" どう作るのか? " と言う事が決まらない限り本当の " 設計 " ではないですよね。私は学生にはこのことをもっと学んでほしいと思っています。
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試作品製造は大量生産とは異なる製造法を取らなければならず、市販の切削工具はなく「なければ人たちで作ればよい」という考えから、自分たちで専用の切削工具を製作して部品製造を行うことも多いそうです。
実際の製造部品を見せながら説明していただけました。
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「加工方法は一つではなく幾通りもあり、常識にとらわれず、斬新な発想が大事で、それが " 技術 " です。」というお話は、学生も理解して欲しい内容でした。

後半戦は、講演タイトルにもあるように " 楽しもう! " という話でした。
渡辺氏が卒業生と言う事もあり、授業・就職活動・仕事だけではなく趣味(ゲームの話しを例にして)に至るまで " 何を? "" どう楽しむか? "  という話になりました。
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" 楽しいこと "
には " 没頭・積極的・プラス思考 " になれるので、何事も " 楽しくない " と思わずに、考え方を変えて何事にも " 楽しい " と思えることがあるはずでそれを見つけて " 楽しむ " ことが重要であることをお話ししていただけました。私も「若いころはそう思って仕事していたよなぁ」と改めて思いました。
最後に「仕事に趣味、楽しまなきゃ損!勿体ない!」「めいいっぱい楽しんで人生を彩りあるものにしてください!」と締めくくっていただけました。
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" やる前から楽しくない " と思うのではなく、渡辺氏のお話の中から感じられた " 自分の意志で様々なことを " 楽しく " していく考え方 " を学生に見習ってほしいなぁと思った貴重なご講演でした。ありがとうございました。

追記:2019年3月卒のH君、一緒に来校していただき貴重な先輩の体験談をお話していただき、ありがとうございました。

(oka)

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2023年08月29日 八王子キャンパス タミヤロボット製作の様子

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