機械設計科(CAD 専門学校)

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2022年09月22日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2022」第8回

今日の第8回は初登壇の " 株式会社上田製作所 上田 大輔 氏 " にお願いしました。
演題は「社員、協力企業、お客様に愛される町工場を目指して」
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会社は創業70年で上田氏が3代目(30歳台半ばで代表取締役就任)。旋盤を中心とした金属加工を専門にしていて、トラック、バス向け金属切削加工品及び電装品製造を行っているそうです。
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ただ依頼された図面の部品を製造するだけではなく、" 加工見直し提案 " を行っているそうです。例として、旋盤加工品にパイプをロウ付けして製造する部品を旋盤加工のみで製作することにより、" 低価格化 " 、" リードタイムの短縮 " などのメリットがあることを説明していただけました。旋盤加工のみだと、素材が大きくなる&加工時間が長くなるというデメリットがありますが、他社から購入するものがなくなる、外注(ロウ付け)がなくなるメリットの方が大きいことを説明していただけたのですが、学生は理解できたでしょうか?
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後半は「入社から工場移転」のお話でした。
4年ほど他の会社でサラリーマンをしていて、家業に戻った時に思ったことを率直に話していただけました。
" サラリーマン " から " 経営者側 " になり、社員・社員の家族がいる、退職(転職)ができない、定年もない、働き続けるしかない、会社の悪口が言えない(笑)等々。そこで開き直って「自分がやりたいことを実現させよう!」、当時の本社工場の老朽化(工場内で四季が感じられたそうです)・周辺環境から「この場所では未来像が描けない、いずれ移転が必要だ」と思われたそうです。幾ら家業とはいえ、20歳台中盤でここまで考えられるのは「将来を想像できて凄いなぁ」と私は思いました。私は20歳台中盤なんて " 将来 " のことなんてなーんにも考えていませんでしたから。
その後、ISO9001取得のためとはいえ若気の至りでベテラン社員と揉めたり、リーマンショック、東日本大震災など様々な出来事を淡々とお話しされていましたが、私は " 精神的にタフ " じゃないと会社経営はできないのかなぁとも思いました。
東日本大震災を機に、次は " 建物が耐えられない " 、 " 入社時に思った " 工場移転構想に拍車がかかったそうです。ですが、様々な条件で折り合いがつかず移転先がなかなか決まらず焦りもあったそうですが、結局大田区内に2019年8月に移転されたそうです。この経緯のポイントは大田区らしく「仕事も情報も仲間回し!」だったそうです。移転場所の紹介、移転のノウハウ、引越し業者など様々なことを協力企業、顧客企業(上田氏はお客様と表現されていました)の方々にアドバイス・協力してもらい実現できた。「多くの方々に支えてもらっている、助けてもらっている」と感謝の言葉を口にされていましたが、日頃の上田氏の仕事ぶりがあってのことだと思いました。
これは講演が終わってからお聞きした話ですが、移転の際に「新しい設備を入れる」ことは考えなかったのかと質問したところ、「工場移転で作業環境が変わるのに、設備まで変えてしまったら社員の方々がやりづらいだろう」ということで既存設備の移転を選んだそうです。思っていたより「移転費用が掛かった」と言われていましたが、" 社員 " の方々のことを考えての選択だったのかなぁと私は思いました。また、新工場の話では作業環境だけでなく、少しでも安らげる場所を提供するということで、「 " 食堂 " & " トイレ " を充実させた」という話で " 社員思い " が判りますよね。

最後に、「おおたコマプロジェクト」の話をしていただけました。

今まで講演していただいてきた、ほかの社長様でも多かったのですが、上田氏も地域の子供たちに「町工場」を知ってもらう、製品に触れてもらう等の活動を「おおたコマプロジェクト」を通して行っているそうです。今年もすでに何校かの大田区の小学校の授業で " 手回しのコマ " の授業をされているそうです。
また「おおたコマプロジェクト」の活動の一環で " 全日本製造業コマ大戦 大田区特別場所 " の実行委員長としても活躍されています。

なお、本校機械設計科学生は大会参加と運営のお手伝いをさせていただいています。
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演題の「社員、協力企業、お客様に愛される町工場を目指して」の通り、上田氏が様々な人たちに愛されるような " 考え方 " 、 " 行動 " をされていて、周りの方々から信頼されているのがよくわかる講演でした。ありがとうございました。
(oka)

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大田ものづくり学

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2022年09月20日 八王子キャンパス「若きつくりびと」が「若きつくりびと」を描く

いつも機械設計科ブログをご覧頂き、ありがとうございます

さて「若きつくりびと」をご存じでしょうか

若きつくりびと

そんな八王子キャンパスの若きつくりびとの2年生は
卒業製作が少しずつ進んでいます

各自設計をしたり、試作機を製作したりしておりますが、
今回はペンプロッターの試作機のご紹介です

ペンプロッター1

白黒画像から、X軸、Y軸、Z軸のGコードにDATA変換し
マンガから文字まで、色々な絵を自動で書くことが出来ます

ペンプロッター2

「若きつくりびと」が自作ペンプロッターで自動で描く、
「若きつくりびと」を是非動画でもご覧ください

Youtubeの動画はこちらから

体験入学では、学生達の作品や製作途中の卒業製作もご覧頂けます。
是非お気軽に足をお運びください。

八王子キャンパス体験入学
 10月2日、10月23日

(担当:八王子キャンパス Tomo)

n-37867734 at 14:36 | この記事のURL | |

2022年09月15日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2022」第7回

大田ものづくり学では " 大田区関連企業 " にお話をしていただいてきたのですが、今年度より " 大田区関連企業 " 縛りを緩くして、他地域様々な企業様にもお話をしていただこうということになりました。
今日の第7回は横浜市にある株式会社ニット―藤澤 秀行 氏 にお願いしました。 
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会社は創立55年従業員数50名、開発・設計・試作・金型・量産加工・組立まで一貫生産できるのは中小企業としては珍しい存在だと思いました。(藤澤氏が手で示しているあたりに、本学科の4年半前の卒業生が写っています。)
20年前は従業員も10数名ほどだったのが、取引先の経営者の方が倒れたのがきっかけでM&Aを行い、短期間で工場設備の増強、人材、技術、販路拡大を行えたそうです。
私のイメージでは " M&A " というと " 敵対的買収 " のイメージが強いのですが、ニットー様が行ったのは、いわゆる中小企業の " 事業承継 " で、売り手側企業も雇用継続・取引先への製品の安定供給・売り手経営者の方のハッピーリタイヤ等を上手にできた例なのだなぁと思いました。
3社企業合併をしたことが、開発から組立・&自社で一貫生産ができる技術を得るキッカケになったそうです。
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藤澤氏の製品開発の考えである " 開発から製品化、販売までのプロセス = オープンイノベーション " につながる出来事が、2012年4月に行われた「春のおばかモノづくり祭り(オンライン展示会)」に出品したモノであったみたいです。それは現在も販売中の「iPhone Trick Cover」。
1.「私が欲しかった」モノを作りオンライン展示会に出品
2.そのモノのNet上の反響で「社内の一貫生産により製品化を決意」
3.クラウドファウンディングプロジェクトをスタート(10年前ですよ)
4.活動報告を通してNet上から様々な意見を得て、製品を進化させる
5.クラウドファウンディング成功
6.自社サイトで販売開始
言葉で書くとこのような過程だったらしいのですが、中小企業の自社製品として「日本初!」のクラウドファウンディングを活用したモノだったので、各種メディアでも取り上げられたそうです。
製品の紹介動画は出演、撮影、編集も自分で行い YouTube にUP。(これも10年前です)
正式な製品名より「iPhone ヌンチャクカバー」の方が認知度が高いと自虐的にお話しされていたいましたが、これが世界中で バズり、日本にいながら世界43カ国・累計出荷台数50,000台達成の商品になったそうです。 
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このよう従来の製品開発とは異なり " 公開型製品開発 = オープンイノベーション " を行うことにより、独りよがりな製品開発ではなくユーザーニーズも取り入れ短期間でアイディアを製品化・販売することができたそうです。物凄く「いいタイミング」でソーシャルメディアの創成期が利用し、それが従来からのマスメディアに取り上げられるという「今流」の製品プロモーションを10年前に実現した、藤澤氏の " 時流を見る目 " & " 行動力 " に驚かされました。

その後の活動も、" 横浜の製造業10社(YMV) " でイタリア・ミラノでの " ミラノサローネ " に出展(2017~2019)して評価を得たり、" 町工場たいけん えんにち! " と称した工場オープンのイベントの開催

等々、精力的に活動しておられます。

現在、取り組んでいる製品・サービスは " archelis " 
開発のきっかけは自治医科大学の医師から、「立って長時間の手術をすることがつらい」という話から。

現在は医師だけではなく「世界から立ち仕事のつらさをなくす」、「世界中の人々が、いつでも健康に過ごせる社会の実現を目指します」というとんでもなく大きい「社会課題解決」を目指す商品になっています。
実際に講演終了後に数名が装着して「ほんとに足腰の負担がない」という感想を持っていました。
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 「iPhone Trick Cover」のように YouTube 動画のように見た目だけではなく、体感してもらうことの難しさ、さらには社会実装の困難さがあるそうです。
実は私が今回最も驚いた話が、この " archelis " から 2020年に「作業支援用装着型下肢支持用具の構造及び試験法」JIS B 9810という規格化がされたことでした。JIS (日本産業規格)ですよ。自分が開発したものがJIS (日本産業規格)ですよ。「凄い」としか言いようがありません。

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最後に " ものづくり " で社会課題をを解決する!" という考え方は「凄いなぁ」と思う一方、最後の方で話の出た「アイディアそのものには価値はない」、「具体化されて価値を持つ」、「多くの行動により価値が高まる」という考え方が「学生に響いてくれたらなぁ」と思った講演でした。ありがとうございました。
(oka)

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2022年08月04日 八王子キャンパス タミヤロボット サッカー大会

いつも機械設計科ブログをご覧頂き、ありがとうございます

さて、八王子キャンパスでは晴天に恵まれた7月28日に、スマートハウス実習棟でタミヤの工作部品を活用したロボットサッカー大会を開催しました

サッカーロボ4

全チーム総当たりで、景品も準備

サッカーロボ5

学生たち全員が、とても楽しんで参加をしてくれました
夏休み前の学生生活の良い思い出の一つとなった事と思います。

サッカーロボ8サッカーロボ9
サッカーロボ6

八王子キャンパス 機械設計科では、学生達の技術力と人間力の向上を目指し、これからも様ワクワクするイベントを企画していきますよ〜
お楽しみに


サッカーロボ7

機械設計科 Instagramでは当日の動画を掲載中!!



(担当:八王子キャンパス Tomo)

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2022年08月03日 八王子キャンパス 8月オープンキャンパスのご案内

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