機械設計科(CAD 専門学校)

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2024年08月26日 八王子キャンパス こどもイベントを開催

八王子キャンパスでは、近隣の小学生を対象とした
『こども しごと体験&発見教室』を開催しました。

近隣の小学生たちにも、ものづくりの魅力を知ってもらうため、
コマや輪ゴムでっぽなどの作り方を、学生達が主体となって、
小学生に教えています。

学生達が子供達や企業の方々と触れ合う貴重な機会となりました。
普段は大人しい学生も、優しく小学生に教えている姿に感動!!
教員目線でも、学生達の「良い所」を沢山発見できた一日でした。

詳細の様子は、東京新聞の記事に掲載されていますので、
是非ご覧ください♪


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2024年07月23日 八王子キャンパス 1年生学生交流 ミニ四駆大会!

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2024年07月11日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第8回

今日の第8回は株式会社TOKOSHIEの Product Manager の滝口圭太氏にお願いしました。
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前回の第7回では創業支援施設の六郷ベースのコミュニティマネージャー 長坂章弘氏およびそこを利用されている、株式会社TOKOSHIEの渡辺代表取締役社長の渡辺氏の " 創業 " に関するお話でしたが、今回は株式会社TOKOSHIEの製品である " ベルトコンベア型3Dプリンタ Leee " の苦難の製品開発のお話をしていただけました。

元々、滝口氏は " ベルトコンベア型3Dプリンタ " が " 欲しい " と言う事で、クラウドファウンディングで購入したユーザだそうで、自分で使う+そこから業務で使える精度の出せる機械とするために開発に参加したそうです。
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ベルトの開発の話しでは、アイディア出しで2つの案を出し、それのメリット・デメリットの比較検討を行い、それを「まずは在るものを探す」という " 技術調査 " して実現の方向性を探ると言う事をされたそうです。
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これは、" 全く新しいものを作る " ということは研究開発や設備投資で物凄く高額な資金が必要になるという、" 技術調査 " をするということが当たり前の考え方であることを教えていただけました。
学生達は卒業製作等の参考にしてほしい、と思いました。
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滝口氏は「神さまとの対峙」と表現されていましたが、ベルトに " 要求する条件 "" 物理現象 " が相反することが多く、これを一つ一つ解決していった話を「ラップバトル」と表現されていました。
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金属ベルトを採用することを決定した後、相談した金属ベルトの商社にこの無理難題な材料があるかを尋ねたところ、" たまたま倉庫のスミにあった " 材料が当てはまるという物凄い偶然もあったそうです。
まさに某教員の言い放った「まんま " Project X "」と言葉で言い表せていると思いました。

そんなこんなで、" 業務で使える精度の出せる機械 " という当初の開発目的に近い機械を開発できたそうです。
このように、試作品(1ケ)を作るのではなく " 製品 " を作る難しさのお話も大変面白かったですね。
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最後に「大変だけれど頑張った先に得られることは " ものづくりの楽しさ " 」というお話は、今までの講演者と同様に、「自ら積極的に好きなこと・新しいことにチャレンジしていく」と言う事が滝口氏の " キーワード " というのがよくわかる講演でした。
ありがとうございました。

(oka)

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2024年07月04日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第7回

今日の第7回は 大田区南六郷創業支援施設 六郷ベースのコミュニティマネージャー 長坂章弘氏、株式会社TOKOSHIEのCEO、代表取締役社長の渡辺龍徳氏にお願いしました。お二人とも初登壇になります。

六郷ベースは2021年10月に大田区が開設した創業支援施設で、「新ビジネスに挑戦する起業家、起業希望者、中小企業の方を対象に、ワークスペース、ノウハウ、マッチングの機会を提供する場所」だそうです。
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そもそも " 起業家にとって何が必要なのか? " を理解していない " 教員&学生 " にとってとても分かりやすいお話をしていただけました。通常の " ワークスペース " だけでなく、モノづくり支援用の3Dプリンタやレーザ加工機等のある " 試作室 " があるのは大田区ならではだそうです。このような施設を安価に利用してもらうだけでなく、様々な会社運営のアドバイスやお手伝いをされているそうです。
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起業する人の数だけ理由があるのですが、大きく分けて、1." 好き " だから2." 得意 " だから3.課題があるから、で何かしら「強い動機」があるとのことでした。" 起業家 " を多く見てこられた方からの、「起業したワケ」の話はなるほどと思いました。
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六郷ベースを利用されている企業の紹介で、株式会社TOKOSHIEの紹介があり、講演が渡辺氏にバトンタッチされました。

渡辺氏は元々コンサルティング業務に従事しており、会社経営が全く分からない、ただ3Dプリンタを作りたい大学生3人とマッチングアプリを通して知り合ったそうで、出会ってから1週間で創業し5年を経過したそうです。
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会社の製品は世界初の " ベルトコンベア型3Dプリンタ " で、底面がベルトコンベアなので " 理論上、長手方向には無限の造詣ができる " 、" 造形物を自動的に取り外す機構が可能なので自動化が可能 " という他社との明確な差別化を図った製品だそうです。元々は海外で " ネタ " として語られていたアイディアだったようですが、実際に作るとなると、大田区の会社とつながり(先日講演していただいたムソー工業)、そこから創業施設の " 六郷ベース " を知ったそうです。実際に自社製品を展示会に出展する際には4名しかいない会社では色々手が回らず、六郷ベースのコミュニティマネージャーの方々に手伝っていただいたそうです。
また、六郷ベースのオフィスには常に誰かがいるわけではなく、色々な意味での " 拠点 " として機能しているそうです。

今年6月に会社名が 合同会社BirthT から 株式会社TOKOSHIE に変わってそうです。
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従来の会社名は日本語で「バースト」と呼んでほしかったそうですが、外国人の方々からは最後の " T " を「ティー」と間違って言われれてしまうそうで、将来の製品の世界展開を視野に入れ、日本語で " とこしえ ≒ 長く続く " というのが由来で変更したそうです。製品の世界展開ですよ、" 世界展開 " 。まあほかに同じような製品があるわけではないので引き合いが世界中から来るのは当然ですよね。それを視野に入れられるのが " 創業 " できる人なのかもしれません。

今までの講演者と同様に、「自ら積極的に新しいことにチャレンジしていく」と言う事が長坂氏、渡辺氏共通の " キーワード " というのがよくわかる講演でした。
ありがとうございました。

(oka)

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2024年06月27日 蒲田キャンパス 特別講義「大田ものづくり学2024」第6回

今日の第6回は大田ゲートウェイ株式会社の淺野和人社長にお願いしました。
淺野氏は2016年7月に登壇していただいています。

前回の講演の時もほかの講演者の方々と違った講演だったのを思いだしましたが、冒頭で配布資料がない理由について
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御覧のようなスライドを用いて、スライドではなくキーワードと話で聞かせる工夫をしていくプレゼンテーション技法が新鮮でした。

尤も、大学(工学部)卒業後の進路のお話を伺えば " なるほど " と思いました。
将来 " 起業をしたい " ということから、周りの人から「本当にその企業でいいのか?」という忠告も「自分のやりたいことをやる」という信念のもと、皆さんもある程度知っている会社の社内ベンチャーの部門で新規事業の立ち上げ等に7年ほど従事し(「1年で辞めるつもりでした」とお話されていました)、次は製造業系のベンチャーを投資対象とする専門ファンドで運用責任者を務めたそうです。ただ社長と方針が合わず突然 " 無職 " になった話は " 信念 " を曲げない人なのだなぁと思いました。ただ、 " お金は大事です " という話は少し笑わせていただきました。
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その後、その後いろいろあった淺野氏が (一社)大田工業連合会事務局長を務めている10年ほど前に出会ったのですが、「こんなに若い人が事務局長を務めているのはなぜなのか?」という疑問が本日ようやく解決しました。
そのころ設立した、大田ゲートウェイはファブレス企業であり、ご本人も「私は製造業に属していますが、自分ではモノを作りません」とお話ししていました。では何をやっているのか?
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製造以外の市場調査・製品企画・設計・管理・販売を担い、製造は協力企業と協業していくという事業モデルを構築されています。
これは、" 前述の経歴がすべて活かされているいるのだな " と思いました。
特に事業戦略に関しては " なるほど " と思いました。
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良いモノでも、ある程度数は売れないと商売として成り立たないですよねぇ。

現在は農業分野・医療分野・ベンチャー連携の3分野で事業展開されており、「規制が厳しい分野にこそ活路がある」という話は目の付け所が純粋に " すごいなぁ " と思わされました。

学生の感想で「意外と何とかなる!」という言葉が印象的だったというのが結構あったのですが、その言葉の裏側にある知識・努力・経験・人脈等の「実力」備えていたから「何とかなった」のであって、「何の実力もない人」では「何ともならない」ということに学生に気付いてほしかったなぁと思いました。

「助手席に座らない」というキーワードでお話をされていましたが、「自ら積極的に新しいことにチャレンジしていく」と言う事が淺野氏の " 自分のやりたいこと " というのがよくわかる講演でした。
ありがとうございました。

(oka)

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